ノエ・乾(ヴァイオリン)
1985年ギリシャ人の母と福島県棚倉町出身の父のもと、ベルギー王国ブリュッセルに生まれる。
ブリュッセルの音楽アカデミーと王立音楽院、パリ国立高等音楽院、ドイツのカールスルーエ国立音楽大学をいずれも首席で卒業。
2005年シベリウス国際コンクール特別賞、2006年ヴァルセージア国際コンクール第3位を経て、同年ナポリ・クルチ国際コンクール第1位、2008年ニューヨーク・ヤング・アーティスト国際コンクール第1位、2011年ジーナ・バッカウアー賞、2012年ヴェルビエ音楽祭ユリウス・ベル賞各受賞。
欧州ヴァイオリン音楽の系譜を体現した名手として、ドイツ、フランス、イタリア、アメリカ合衆国、ブラジル、アルゼンチン等世界各地で演奏活動を行い、マルタ・アルゲリッチ等著名ソリスト、オーケストラとの共演も数多い。
2011年4月から2019年まで毎年東日本大震災復興支援コンサートへ取り組む。
2016年ICAM国際音楽賞ノミネート。
18世紀の銘器トマソ・バレストリエリを使用。
滝 千春(ヴァイオリン)
東京生まれ。
桐朋女子高等学校音楽科、チューリッヒ芸術大学、ハンス・アイスラー音楽大学卒。
ユーディ・メニューイン国際コンクール第1位、ノヴォシビルスク国際コンクール第1位及びオイストラフ国際コンクール第3位各受賞。
小澤征爾、ユベール・スダーン、ゲルト・アルブレヒト、小林研一郎等名指揮者との共演を始め、ヨーロッパ各国及び日本で活発な演奏活動を行っている。
日本を代表する若手ヴァイオリニストの一人。
アムステルダム在住。
鐵 百合奈(ピアノ)
2019年、N&FよりデビューCD「シューマン:ピアノ・ソナタ3番 ブラームス:左手のためのシャコンヌ」をリリース。
「レコード芸術」で準特選盤、毎日新聞で特薦盤となる。
2021年には2枚目のCD「シューマン:ピアノ・ソナタ2番,1番」が、「レコード芸術」で準特選盤、毎日新聞で特薦盤、「音楽現代」などで推薦盤となる。
2019年からベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏シリーズを「美竹清花さろん(現・渋谷美竹サロン)」で開催、NHKからドキュメンタリーが放映される。
並行してソナタ全曲録音を行い、2022年3月に《ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲集上巻》(CD5枚組)が発売、2023年3月に同下巻が発売され、上下巻ともに「レコード芸術」で特選盤となる。
多くのリサイタルを開くほか、読売日本交響楽団、東京交響楽団、広島交響楽団などオーケストラとの共演も多い。
三井住友海上文化財団の派遣アーティストとしても全国各地で演奏活動を行っている。
第86回日本音楽コンクール第2位、岩谷賞(聴衆賞)、三宅賞。第4回高松国際ピアノコンクール審議員特別賞。
第20回日本クラシック音楽コンクール高校の部第1位、グランプリ。
第11回大阪国際音楽コンクール、第14回ローゼンストック国際ピアノコンクール、各第1位。 2015年、皇居内桃華楽堂において御前演奏を行う。
2017年度香川県文化芸術新人賞。
ヤマハ音楽振興会、よんでん文化振興財団、岩谷時子 Foundation for Youth、宗次エンジェル基金より、奨学金の助成を受ける。
学術面では、論文「『ソナタ形式』からの解放」で第4回柴田南雄音楽評論賞(本賞)を受賞、翌年「演奏の復権:『分析』から音楽を取り戻す」で第5回同本賞を連続受賞。
東京藝術大学附属音楽高等学校、同大、同修士課程、同博士後期課程を修了、論文「演奏解釈の流行と盛衰、繰り返される『読み直し』:18世紀から現在に至るベートーヴェン受容の変遷を踏まえて」で博士号を取得。
2020~2023年、桐朋学園大学院大学専任講師。
碓井 俊樹(ピアノ)
東京藝術大学付属高校、東京藝術大学を経て、ザルツブルク・モーツァルテウム芸術大学で研鑽を積む。
ヴィオッティ国際音楽コンクール、オランダ・ミュージック・セッション各入賞、カントゥ国際音楽コンクール優勝。ウクライナ国立フィルハーモニー管弦楽団、ベネズエラ・シモンボリバル・ユースオーケストラ、ルーマニア・バカウ・フィルハーモニー管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団をはじめ多くのオーケストラと共演、リサイタルや音楽祭を通じて世界的な巨匠とも数多く共演している。
2003年よりウィーンにも居を構えここを拠点にヨーロッパを中心に演奏活動も行う。
各国で開催される国際音楽祭への出演、国際音楽コンクールの審査員を務めるなど多方面にて精力的に活動。
これまでに演奏し友好を深めた国・地域は、40カ国以上にのぼる。
世界各国を舞台に演奏活動を繰り広げ、人々との交流を通じて信頼を深めるなか精力的に芸術文化の向上を図っている。
「音楽を通じた日本とアルジェリアとの相互理解の促進」について平成29年度外務大臣表彰を受ける。
一般社団法人 横浜シンフォニエッタ 代表理事/ゼネラルマネージャー、日本香港音楽協会理事長(香港)、エルシステマコネクト理事、Classic For Japan評議員、上野学園大学客員教授。
山﨑 亮汰(ピアノ)
1998年福島県生まれ。
2014年、ピティナピアノコンペティションにおいて史上最年少タイの15歳で特級グランプリ、併せて聴衆賞・文部科学大臣賞受賞。
2013年、第9回福田靖子賞選考会福田靖子賞。
海外では、2012年ジーナ・バッカウアー国際ジュニアピアノコンクール日本人初優勝、2016年、クーパー国際コンクール日本人初優勝。
2022年3月、第3回アメリカン国際パデレフスキピアノコンクールファイナリスト。
2022年6月、第1回ケアロヒ国際ピアノコンクール優勝。
これまでにクリーヴランド管弦楽団、ハワイ交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、VYO(ヴィルトゥオーゾユースオーケストラ)等と共演。
これまでに山本真希、二宮裕子の各氏に師事。
現在はアメリカ・ロサンゼルスのコルバーン・スクールにて、ファビオ・ビディーニ氏に師事。
ヴァシリス・バルバレソス(ピアノ)
ギリシャ生まれ。
5歳からピアノを学び、1995年ペータル・コニェヴィッチ国際、96年全ギリシャ青少年、97年ニューヨークYCA国際、各コンクールに連続優勝。
2001年よりジュリアード音楽院に学び、後に同音楽院博士号取得。
2012年カーネギー・ザンケルホール・デビューの大成功を受け、オバマ大統領からホワイトハウスでの演奏会に招かれる。
ギリシャを代表する若手ピアニストとして、ムジークフェラインザール、コンセルトヘボウ、サル・ガヴォー、メガロン・アテネ・コンサートホール、ガスタイク、トーンハレ、ケネディ・センター等世界中の著名会場へ出演している。
クリストフ・エッシェンバッハ、ミシェル・ダルベルト、アンリ・ドゥマリケット、アテネ国立管弦楽団、ノルマンディー地域圏管弦楽団、バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団、テッサロニキ国立交響楽団、ビルケント交響楽団、サンクトペテルブルク室内管弦楽団等著名ソリスト、オーケストラとの共演も数多い。
これまでにBIS、ナヴィス、アパルテ、ミラーレ等様々なレーベルからC Dをリリース。
ヴァイオリニストのノエ・乾とは欧州を中心に頻繁に公演を行なっており、今回が二度目の来日である。
秋本 悠希(ソプラノ)
尾道市生まれ。
京都市立音楽高等学校、東京藝術大学声楽科卒。同大学院博士課程修了。
英国王立音楽院にも学ぶ。
平和堂財団芸術奨励賞、コンセール・マロニエ21声楽部門第1位、リチャード・ルイス・アワード第1位、日本音楽コンクール木下賞、英国音楽コンクール2021第1位等多くの受賞歴を持ち、声楽界の若手ホープとして注目される。
2014、15、17年とマレク・ヤノフスキ指揮NHK交響楽団の「ニーベルングの指環」に出演。
2017年には山田和樹指揮読売日本交響楽団の「ルサルカ」へも登場して賞賛を博す。
2019年末年始の東急ジルベスター・コンサートでは「第9」の独唱を務めた。
2020年1月より3月迄、ロンドンのセインスベリー劇場、ウィグモア・ホール、ジョセフォウィッツ・リサイタル・ホールへ連続出演して高い評価を得る。
2021-22年オーケストラ・アンサンブル金沢カウントダウン・コンサート、いしかわ・金沢風と緑の楽都音楽祭、セイジ・オザワ松本フェスティバル、オペラ「滝の白糸」、東京交響楽団「第九」公演等へ出演。
豊かな声量と表現力を併せ持つ期待の歌手。
2023年1stアルバムC Dリリース予定。
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