楽都郡山音楽賞
楽都郡山音楽賞は令和2年から楽都郡山を考える会(大槻順一会長)が
クラシックを中心とした音楽事業について郡山市内にゆかりのある
個人や団体の、活動・芸術性・将来性を審査し顕彰しています。
第1回目はメゾソプラノ歌手の紅林美枝さん、第2回目はテノール歌手の小堀勇介さん、
第3回目はトランペット、フリューゲルホルン奏者の佐藤秀徳さん、
第4回はピアニストの山﨑亮汰さんが受賞しました。
5回目の今年は、クラリネット奏者の齋藤雄介さんを顕彰します。
第1回受賞者
紅林 美枝【メゾソプラノ歌手】 MIE KUREBAYASHI
福島県立安積女子高等学校(現 安積黎明高等学校)卒業。
山形大学大学院教科教育専攻音楽教育専修声楽分野修了。
二期会オペラスタジオ第45期マスタークラス修了。
ウィーン秋季特別アカデミー修了。
1995年山形県ジュニア音楽コンクール金賞グランプリ受賞。
1996年日本クラシック音楽コンクール奨励賞受賞。
2001年ソレイユ音楽新人オーディション合格。
「山形交響楽団ニューイヤーコンサート」、「二期会新進音楽家の夕べ」、「ベーゼンドルファーザールコンサート(ウィーン)」等に出演。
安積黎明高等学校合唱団、安積合唱協会、福島楽友協会合唱団等、数々の定期演奏会においてアルトソリストとして出演している。
2018年、けんしん郡山文化センターにおいてリサイタルを開催。
2019年、郡山市中央図書館レクチャーコンサート「グスタフ・マーラーとアルマ・マーラー」に出演。
2020年、第1回楽都郡山音楽賞受賞。
ピアチェーレ音楽教室主宰。
郡山女子大学附属高等学校音楽科非常勤講師。
二期会会員。
第2回受賞者
小堀 勇介【テノール歌手】 YUSUKE KOBORI
国立音楽声楽専攻ならびに同大学院声楽専修オペラ・コースを首席で修了。
新国立劇場オペラ研修所15期修了。
文化庁新進芸術家海外研修制度としてイタリアに留学。
ロッシーニの世界的権威であるアルベルト・ゼッダ氏のもとで研鑽を積む。
ヨーロッパデビューを果たし、帰国後は日生劇場公演「愛の妙薬」ネモリーノ役、「セビリアの理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵役などベルカント・オペラ作品に次々と出演を重ねている。
2018年第16回東京音楽コンクール声楽部門第2位、2019年第88回日本音楽コンクール声楽部門第1位など入賞多数。
2023年は日越外交関係樹立50周年記念・新作オペラ・プロジェクト「アニオー姫」荒木宗太郎約に抜擢され、9月に世界初演されたほか、数々のオペラ作品や演奏会へ出演。
日本ロッシーニ協会会員。
武蔵野音楽大学非常勤講師。
第3回受賞者
佐藤 秀徳【トランペット・フリューゲルホルン奏者】 SHUTOKU SATO
室内楽やオーケストラなどで精力的に活動するとともに、様々な個性的なアーティストと自身の企画を多く発表しており、自作曲をはじめとした独特な音世界は各方面から高く評価されている。
ALM RECORDSより、ギター佐藤紀雄とのデュオで「Viaggio」(2019)、ヴィブラフォン相川瞳とのデュオで「The angry moon」(2023)の2枚のアルバムをリリース。
Theater Orchestra Tokyo(K-Ballet Tokyo)首席奏者。
横浜シンフォニエッタ、大友良英スペシャルビッグバンドメンバー。
アンサンブル・ノマドレギュラーゲスト。
ライヴパフォーマンスグループ「チャンチキトルネエド」メンバー(2013年活動休止)2013年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、2019年大河ドラマ「いだてん」などをはじめとする劇伴音楽、CM、アーティストサポートなどの録音にも多く参加している。
東京藝術大学卒業。
第5回受賞者
齋藤 雄介【クラリネット奏者】 YUSUKE SAITO
神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者。
郡山五中、安積高を経て、東京藝術大学器楽科を同声会賞を得て卒業、同大学院音楽研究科(修士課程)修了。
在学中に第18回日本管打楽器コンクール入賞。
別府アルゲリッチ音楽祭、アフィニス音楽祭、草津国際音楽祭などに参加し、W=マイヤー、L=コムズ諸氏の薫陶を受ける。
また、仙台フィル、山形響、群響、都響、読響、日本フィル、新日本フィル、シティフィル、九州響、紀尾井ホール室内管などに首席奏者として客演。
オーケストラ活動の他、東京藝術大学(室内楽)、および尚美ミュージックカレッジ専門学校非常勤講師として後進の指導にも当たる。
シンコーミュージック・エンタテイメント社より2冊の教則本をリリース。